Vividのレビュー

「Vivid」は老舗のポルノ制作会社として有名なVivid Entertainmentが開設した会員制オンラインサイトで、自社で製作したポルノ作品をオンライン上で公開しています。Vivid Entertainmentは1984年にSteven HirschとDavid Jamesというアメリカ人によってロサンゼルスで設立され、瞬く間にアメリカを代表するスタジオに成長しましたが、2015年頃から成長に陰りが見え始め、最終的に2020年にオンラインの方は更新が止まっています。これまでXBIZ AwardやAVN　Awardで様々な賞を受賞していますが、全て2015年以前のもので2016年以降は1度も受賞歴がありません。

「Vivid」の会員ページでは1986年5月16日の作品～2020年1月15日までの作品を公開していて、Teen系から熟女まで幅広い年齢層のモデルが出演してレズビアン、男女1対1、複数プレイ、アナルSEXなど幅広い内容の作品を公開しています。ただ作品一覧ページを見渡すと、2010年頃がピークだったようで、その頃はセットや衣装が豪華で多数のモデルが一同に会する乱交プレイ作品などもあって賑やかな印象ですが、それ以降の作品は少し落ち着いた印象を受けます。また過去に制作した古い作品を新作として追加していたこともあったようで、追加された時期からすると明らかに古い作品が交じっているケースがあります。

モデル一覧ページには1,251人のモデルが掲載されていて、アメリカのスタジオが制作していますのでアメリカ人女性が大半を占めますが、ヨーロッパやロシアの女性なども少なからず出演しています。Teen系から熟女まで満遍なく網羅していて全作品に目を通した訳ではありませんが、比較的新しく公開された作品ではTeen系が4割、お姉さん系も4割、熟女が2割と言った感じで、巨大なハードコア系サイトにしてはTeen系の割合が高い印象を受けます。1,000人を超えるモデルが出演していますので美人もいればそうでないモデルもいる感じで千差万別ですが、モデル一覧ページのレイティングはあまり機能していないようで、レイティング上位だけしか見ていないと、良さげなモデルを見逃してしまいますのでレイティング下位の方まで見渡した方が良さそうです。

元々はDVDとして制作した作品を5本～6本の動画に分割して公開しているサイトで、例えばTeen系が出演する学園物のDVDを制作すると同じ内容の動画作品が短期間で立て続けに公開されます。しかも扱っているジャンルが幅広いためTeen系の学園物と巨漢の女性のSEX作品が同時期に立て続けに公開されるケースもあって作品一覧ページは若干カオスな感じがします。サイトに勢いのあった2010年頃までの作品は衣装やセットが豪華で、SEXに至るまでの過程も手の込んだ作品が多いですが、それ以降の作品はベッドやカウチの上で単純にレズビアンやハードコアプレイを繰り広げるだけで印象の強い作品はあまりありません。

更新が止まるまでに7,043本の作品を公開していてレズビアンプレイが約15%、男女1対1のハードコアプレイが約70%、3Pプレイが約10％、4人以上の乱交プレイが5%と言った感じで、その他にもシーメールが男性や女性と絡む作品が20本程度あります。プレイ内容別ではアナルSEXが1,590本、膣とアナルに同時挿入プレイが161本、インターレイシャル系が1,128本、潮吹きが145本あり、2010年頃まではエイズ対策としてコンドーム着用を義務付けていた制作会社のため生挿入解禁後も中出し作品は基本的にありません。