Water Bondageのレビュー

「Water Bondage」は「Kink.com」が運営するサイトで、ロープで束縛した女性を水責めにするスタイルのBDSM系作品を公開しています。Kink.comでは痛みと快楽に重点を置いて作品を制作していますが、「Water Bondage」では女性を束縛して身動きが取れない状態にし、いつ溺れるか分からない寸前の所でプレイを行うため女性の恐怖や怯えなどの要素も強い特徴があります。2003年5月30日に最初の作品を公開してから更新を継続していましたが、2007年3月22日に更新が一旦途絶え、2018年に1本の新作を追加しています。作品一覧ページを見渡すと2010年～2013年の日付の作品もありますが、実際は過去の作品をリマスターしただけで、それらの作品の実際の制作日は2007年以前で、つまり作品一覧ページに掲載されている269本の全作品の内、268本が2007年以前に制作されたもので、残りの1本のみが2018年に制作されています。

出演モデルはアメリカ出身が圧倒的に多く、アジア人女性が出演する作品が26本、ラテン系の女性が16本、黒人が出演する作品が9本、白人女性が出演する作品が219本あり、モデルの年齢層に関しては20代前半～30代半ばぐらいまでが大半で、特定の層に偏りはありません。2007年以前に制作された作品が大半ですので、出演モデルたちも2007年以前に活躍していた女性ばかりで、スバ抜けたような美女や可愛い女性の出演は少なく、逆にケバイ感じや若干太った女性などもいてモデルのレベルはあまり高いサイトとは言えません。

まず最初に女性へのインタビューを行ってから本編に移行するスタイルで、本編では約3回ほど束縛のスタイルやセットを変えて撮影を行い、基本的に1人のモデルに対して1人のマスターかミストレスが登場しますが、初期の作品では複数の女性が調教されるものも少なくありません。プレイの前半はロープで身動きが取れない女性に対して、鞭打ちやニップルクリップで乳首を挟んだり、手の平でお尻を強く叩いたりと痛みを与えるプレイと、電マでクリトリスを刺激したり、ドリルのような電動バイブを膣に挿入したりする快楽を与えるプレイを交互に行います。

中盤になると高圧洗浄機の水を肌に当てたり、水を浴びせたりするプレイなどがあり、特に高圧洗浄機の水を当てるシーンでは非常に痛みがあるようで女性が体をよじりながら悲鳴をあげます。終盤になると水を貯めた大きな浴槽に移動し、マスターやミストレスが両手を縛られて身動きできない女性を赤子のように水の中で弄んで陵辱します。いつ溺れてもおかしくない状況のため女性が怯えたような表情を見せますが、江戸時代の水責めの刑のような本当に溺れ苦しむようなプレイはほとんどなく、怯える表情を楽しむスタイルです。マスターが挿入したりミストレスがペニバンを装着して挿入したりするケースもわずかにありますが、大半の作品は基本的に挿入プレイはありません。プレイが終わると最後は女性のインタビューが行われて作品が終了します。