The Upper Floorのレビュー

「The Upper Floor」はサンフランシスコにある「Kink.com」のスタジオの最上階を「The Upper Floor」と名付け、SMの館のように改修して、出演者たちがそれぞれマスター、性奴隷の役を演じてプレイを行うBDSM系のサイトです。

2009年4月7日に最初の作品を公開してから約1週間に1本の間隔で更新を行っていましたが、2016年9月頃から2週間に1本、2017年11月以降は1ヶ月に1本の間隔に更新が減り、最終的に2020年4月に更新が止まっています。

2016年頃までの「The Upper Floor」ではスタジオの最上階に10台程の監視カメラを設置して最上階の様子を24時間でリアルタイムで配信し、運が良ければそこで起こるハプニング的なプレイを生中継で観ることができたのですが、比較的新しい作品は最上階の部屋に20人ぐらいのギャラリーを呼んでギャラリーたちの目の前でBDSMプレイを繰り広げる内容に変わっています。

プレイ内容はKink.comの中でもかなり過激な部類で、観客達の目の前でマスターやミストレスが様々な玩具を使って複数の女性に辱めと快楽、痛みを与え、その様子を観ながらギャラリーたちが歓声を上げて盛り上がります。

出演モデルはほとんどがアメリカ出身で、責める側のミストレス役は経験豊富な熟女モデルが務めますが、責められる方の女性はKink.comが運営するサイトの中では年齢層が低く有名なポルノ女優も多く出演しています。またギャラリーが撮影に参加するようになった2015年頃からはChloe CherryやPiper Perriなど超1流のポルノ女優たちも出演するようになっていてモデルのレベルが大幅に向上している印象です。

初期の作品と後期の作品では作品のスタイルに大きな違いがあり、初期の作品は出演者のみが部屋に集まってプレイを行うスタイルでしたが、2015年頃からはゲストを招待してゲストたちの目の前で本格的な凌辱プレイを行うスタイルに変わっています。また2018年4月頃からは1回当たりの撮影をパート1とパート2に分割して公開してパート1を追加した翌月にパート2を追加するようになっています。

大半の作品が5人以上の男女が出演する乱交系のBDSMプレイで、責める側の男女が2人～3人に対して責められる側の女性が3人以上いるスタイルが基本です。まず最初にモデルたちのインタビューが行われてからプレイシーンに移行し、スーツを着たマスターやミストレスがモデルに様々な命令を強いながら調教プレイを行っていきます。

作品によってプレイ内容は様々ですが、基本的に痛みを与えるプレイよりも辱めを与えるプレイの方が圧倒的に多く、2人の女性に無理矢理ペニバンを装着させて挿入させてみたり、首輪を付けて犬の真似をさせたり、ギャラリーの前で女性器が丸見えになる恥ずかしい姿勢にさせて長時間耐えさせたりします。

また辱めを与えるだけではなく、電マで何度もイカせたりアナルに挿入したりとSEXの方も過激です。作品によっては責められる側の女性が責める側を無理矢理手伝わされることもあり、アナルSEXをしている女性に対してクンニをしたり、膣内に挿入されている女性のクリトリスを電マで刺激したりするシーンなども少なくありません。